公共部門のための記録管理
住民サービス、情報公開請求、公文書を、透明性・保存・セキュリティを軸に電子化します。
行政での流れ
申請や届出を1つの窓口で受け付け
部門間を完全な記録とともに回付
法定の保存期間に従って保管
FileEazy が担う領域
行政機関でよくある文書の課題を解決します。
住民サービス
オンラインフォームと追跡可能な承認で、申請や許可を電子化します。
情報公開と公文書
全文検索と墨消し機能で、公開請求に迅速に対応します。
案件管理
設定可能で説明責任を果たせるワークフローで案件を回付します。
導入で得られるもの
保存期間の設定
ファイルごとに保存期間と見直し日を登録し、見直し時期を迎えた記録を保存した検索で一覧し、スケジュール実行のルールでリマインドを送ります。
透明性
完全な監査証跡が、説明責任と情報公開を支えます。
アクセス性
各部門や権限を持つ関係者に、安全で役割別のアクセスを提供します。
行政機関の記録管理:実務ガイド
保存期間の管理
行政機関は、法令や規程、承認された保存期間表に基づいて記録を保存します。日常的な往復文書は数年、議事録、土地や建築確認の記録は数十年または永年といった具合です。難しいのは規則そのものより、どのファイルにどの保存期間が当てはまり、それぞれがいつ満了するかを把握し続けることです。
FileEazy では、各記録に分類、保存期間、見直し日を項目として持たせるため、保存期間が記録とともに管理されます。絞り込みと保存した検索で、今年度に保存期間が満了する記録を部門別・種類別に一覧でき、スケジュール実行の自動化ルールで文書管理の担当者に見直しのリマインドを送れます。次の対応は担当者が判断します。
監査証跡
説明責任を果たすには、記録に何があったかを示せることが欠かせません。FileEazy は、閲覧・ダウンロード・編集・承認・権限変更・削除をすべて、利用者と日時とともに記録し、文書の過去の版もすべて保持します。承認ワークフローでは各段階の承認者と日時が、電子署名では署名者ごとの本人確認と署名の記録が残ります。
役割に応じたアクセス権限
住民の記録には、限られた職員だけが見るべき個人情報が含まれることがよくあります。権限は役割ごと、さらに拠点・部門・フォルダ・ファイル単位で設定できるため、福祉の案件ファイルは福祉担当課だけに公開し、組織全体には見せないといった運用ができます。関係機関や委託先には共有したものだけが見え、共有リンクにはパスワードを設定できます。
文書は、指定したクラウドのリージョン、またはオンプレミス版で自組織のサーバーに保管できます。記録を国内や行政のインフラに置くことが求められる場合に重要です。
廃棄とリーガルホールド
記録の廃棄は、保存期間が満了し、廃棄が承認され、開示請求・監査・訴訟などで保存が必要でない場合に限って行うべきものです。FileEazy では、廃棄は自動削除ではなく、権限を持つ職員が意図的に行う操作で、すべての削除が監査ログに記録されます。削除した項目は完全に消去するまで復元できるため、誤った削除にも備えられます。
ワンクリックで保全するリーガルホールド機能はありません。訴訟や開示請求のために記録を保全する必要がある場合は、対象フォルダの編集・削除権限を制限し、廃棄の見直し対象から外してください。バージョン履歴と監査ログが、何が存在し誰が操作したかを完全に残します。
日本の公文書管理への対応
公文書等の管理に関する法律(公文書管理法)は、国の行政機関に対し、行政文書をファイルにまとめ、ファイルごとに保存期間と保存期間満了日を設定し、行政文書ファイル管理簿に記載することを求めています。保存期間が満了すると、歴史資料として重要なものは国立公文書館等に移管し、それ以外は内閣総理大臣の同意を得て廃棄します。地方公共団体には同法第34条で、法の趣旨に沿った文書管理に努めることが求められており、多くの都道府県・市区町村が公文書管理条例を定めています。
FileEazy はこうした運用に対応できます。各ファイルに分類、保存期間、保存期間満了日、満了時の措置(移管または廃棄)を持たせ、保存した検索で部門ごとのファイル管理簿を出力できます。紙の回議に代わる電子決裁のワークフローでは、承認者と日付がすべて記録されます。
米国の記録保存の実務
米国の連邦機関は、国立公文書記録管理局(NARA)が承認した記録保存スケジュール(機関独自のもの、または財務・人事などの共通記録を対象とする一般記録保存スケジュール)に基づいてのみ記録を廃棄できます。州・地方政府は州の公文書館や記録委員会が定める保存スケジュールに従い、開示請求への対応は各州の公文書法と連邦の情報自由法(FOIA)が定めます。開示請求、監査、訴訟が係属中の記録は廃棄が停止されます。
ここでも同じ項目とルールが使えます。ファイルごとに保存スケジュールの項目と保存期間を登録し、廃棄時期を迎えた記録を抽出し、請求の対象となっている記録は見直しから外します。全文検索と墨消し(マスキング)機能で、FOIA や公文書の開示請求にも迅速に対応できます。
活用例:市役所の文書担当課
人口約8万人の市を例に考えます。建築確認、議会の議事録、住民からの申請が、紙のファイル、共有フォルダ、メールに分散しており、開示請求に答えるには3か所すべてを探す必要があります。保存期間は、1人の職員だけが更新している表計算ファイルで管理されています。
FileEazy を導入すると、文書担当課は現用のファイルを OCR 付きでスキャンし、分類と保存期間を付けて保管し、住民からの申請は承認の経過を追えるオンラインフォームに切り替えます。各課は自課の記録だけを閲覧できます。毎月、担当者にリマインドが届き、保存期間が満了した記録を保存した検索で確認し、開示請求の対象となっているものは保存を継続します。数日かかっていた開示請求への対応は、検索・墨消し・出力の作業になり、その過程はすべて監査ログに残ります。
これは説明のための想定事例で、特定の顧客の事例ではありません。
よくある質問
保存期間が満了した記録は自動で廃棄されますか?
いいえ。保存期間が満了した記録は保存した検索で一覧でき、スケジュール実行のルールで担当者に見直しのリマインドを送れます。廃棄は権限を持つ職員が意図的に行う操作で、すべての削除が監査ログに記録されます。
行政文書ファイル管理簿を作成できますか?
はい。各ファイルの分類、保存期間、保存期間満了日、満了時の措置を項目として登録しておけば、保存した検索で部門ごとに一覧にし、出力できます。
文書を国内や自組織のサーバーに保管できますか?
はい。東京リージョンなど指定したクラウドのリージョン、またはオンプレミス版で自組織のサーバーに保管できます。
情報公開請求や FOIA への対応にどう役立ちますか?
OCR でスキャンした記録も検索可能になり、全文検索で部門を横断して関連文書を見つけられます。PDF ビューアーの墨消し(マスキング)機能で、公開前に個人情報や不開示情報を隠せます。何を検索・閲覧・開示したかは監査ログで確認できます。
リーガルホールド機能はありますか?
ワンクリックで保全する機能はありません。対象フォルダの編集・削除権限を制限し、廃棄の見直し対象から外すことで記録を保全します。バージョン履歴と監査ログが完全な記録を残します。